朝 目覚めると見知らぬ土地 隣りにおじさんが座っている おじさんは ぼんやりと外を見ていた 「どこからきた」 おじさんが話してきた 「随分遠くからまぁ」 おじさんには息子がいて 東京で働いているという さまざまな人を乗せて 列車は走る 一瞬の出会いを刻みながら 列車は走る